CREAMヨコハマ国際映像祭2009ディレクター住友文彦さん によるガイドツアー。写真と音声でお楽しみください。(写真 岩田稔夫)
1.Bank ART StudioNYK前で集合し、1Fのクリスチャン・マークレー の作品解説まで。
2.CREAM全体の解説、コンセプト、各会場の概要など。
3.Bank ART StudioNYK2階の作品解説。
4.Bank ART StudioNYK3階の作品解説。
5.新港ピア会場の解説。
CREAMヨコハマ国際映像祭2009ディレクター住友文彦さん によるガイドツアー。写真と音声でお楽しみください。(写真 岩田稔夫)
1.Bank ART StudioNYK前で集合し、1Fのクリスチャン・マークレー の作品解説まで。
2.CREAM全体の解説、コンセプト、各会場の概要など。
3.Bank ART StudioNYK2階の作品解説。
4.Bank ART StudioNYK3階の作品解説。
5.新港ピア会場の解説。
「ヨコハマ国際映像祭2009 CREAM」の新港ピア会場で平日限定で行われている「ご近所映画クラブ」に参加しました。ビヨークやケミカルブラザーズのPVも手がけた映像作家ミシェル・ゴンドリー考案のメソッドにより、映画作り2時間半、上映会まで開催して合計3時間のワークショップです。
大阪のNPO「remo/記録と表現とメ ディアのための組織」の甲斐賢治さんの ファシリテートで行われています。最新情報では、11月28日(土)午前10時に集合した人全員が参加できるという、100人で映画制作プロジェクトが行われるようです。
参加は、横浜市在住の「あめちゃん」、デザイナーでTakeArtEazy!(TAEZ!)事務局長の高橋晃さん、木村静の3人。
4人以上のグルー プ参加が望ましいということでしたが、3人でなんとかやらせてもらえました…が、案の上、作業量と忙しさに息を切らしながら、やっと出来上がりました。作品は近日中にYouTubeにUPされるとのことで、このページでもお知らせしますのでおたのしみに。
まずは上の体験取材の映像をご覧下さい。
このワーク ショップは、事前申込み制ですが、4人以上のグループなら誰でも参加可能です。ワークショップ参加は無料。要CREAM入場券(当日券大人1300円。期 間中通しパスポート2500円)。
詳細はCREAMの「ご近所映画クラブ」のページを。
100人プロジェクトについてはまもなくCREAMウェブサイトにUPされるようです。
また、CREAMウェブサイトTOPはtwitterで自動更新される仕組みになっていて、CREAMの関係者だけではなく、参加者、入場者の感想 や、それにたいしてのスタッフの意見などで常に情報交換と発信が行われていて斬新です。
CREAMも残すはあと1週間。ぜひご注目ください。
【追記】
完成した映画がアップロードされました。
横浜各地でさまざまな活動を展開しているアートNPOが日常の活動の中でどんな課題に取り組み、どんな可能性を見いだしているか、そしてネットワークすることの意義を、情報を共有しディスカッションを行いたいと思います。また、横浜トリエンナーレに象徴される横浜市の文化行政に対するかかわりについて、積極的な展望を探りたいと考えます。
※公開会議ですので、当日会場にいる方なら誰でも参加できます。ぜひ会場においでください。また、TAEZ!メンバーがTwitterによる文字情報での生中継を行います。当日開催時間にこちらのTwitterのページをご覧下さい。
※Twitterで中継の予定をしていましたが、会議の円滑化とネットワーク形成の重要性と緊急性、Twitterでの引用された発言の一人歩き等を考慮した結果、中継を見合わせていただきます。会議の内容は後日TAEZ!ホームページで報告させていただきます。ご了承ください。(※11月26日追記)
次のテーマで話し合いたいと考えています。
・どんなネットワークを築くか
・トリエンナーレへのかかわりと提言
今回はART LAB OVAさんのご手配により、開催中のCREAM/ヨコハマ国際映像祭2009の一角に会場をお借りすることになりました。会議の前に是非ともご観覧ください。
…………………………… 記 ……………………………
「アートと地域力ネットワーク会議
〜横浜トリエンナーレ2011へむけて〜」
日時 2009年11月28日(土)17:00〜
会場 CREAMメイン会場 新港ピア ラボスペース
横浜市中区新港2-5(新港ふ頭)
みなとみらい線馬車道駅(6番出口)徒歩10分
JR、市営地下鉄桜木町駅 徒歩15分
http://www.ifamy.jp/venues/shinko-pier/
※ヨコハマ国際映像祭2009入場券(一般1300円)が必要です。
会議終了後に懇親会を予定しています。
主催 アートと地域力ネットワーク(仮称)、TAEZ!
…………………………………………………………………
参加予定のみなさん
・ART LAB OVA 蔭山 ヅルさん
・大岡川アートプロジェクト 服部 典子さん
・金沢文庫芸術祭 浅葉 弾さん 浅葉 和子さん
・寿オルタナティブネットワーク (予定)
・ジャック&ベティ 梶原 俊幸さん
・創造と森の声 (予定)
・吉田町アート&ジャズフェスティバル 山内 庸数さん
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話し合いたいテーマ
1. ネットワークの構築(日常的な活動)
・ネットワークの体制
・情報の共有と発信
・人的交流
・アーティスト支援のしくみ
・出版
・そのほか新しい展開の試み
2. 横浜トリエンナーレへのかかわりと提言
・地域の資源を活かした連携
・市民ネットワークによる広報
・地域拠点におけるアーティストの育成
・ボランティアコーディネート
・セルフエデュケーションの実践
・こどもの教育
・ほか
「海岸通団地物語~そして、女たちの人生はつづく~」を見た。CREAM(ヨコハマ国際映像祭2009)コンペティション国内長編作品に選ばれた(残念ながら入賞は逃したが・・)ヴィデオ映像、奇をてらわない素朴な表現が好感の持てるドキュメンタリーだ。
高層ビルが建ち並びきらびやかなみなとみらい地区に隣接して建つ古い団地、物語はその団地に住む女性画家の引越しの風景、彼女の語りから始まる。そして、監督の杉本曉子さんが何故この映画を撮ることになったか、最初は住民に警戒されながら次第にとけ込んでゆく様子が描かれる。
最初見ていて、もっとディテールが欲しいと思った。壁のシミとか、使い込んだ家具とか、そういうもの言わず静だが雄弁な「物たち」の質感が見たいと思った。そう思っていたら後半に、老婦人が料理する手元、大根の皮むきのクローズアップや半分しか映らないテレビ受像機とかたくさん登場してきた。
上映後のトークで彼女自身が明かしていたが、当初はどんな映画にしようかかなり迷っていたとのことだった。テーマが「団地」から「人」にシフトしていき、息づかいが聞こえてくる。自分自身の生き様と重なってきつつある「被写体」にカメラはためらいながらも執拗に疑問をぶつける。
トークで蔭山ヅルさんが巧みに杉本さんの胸の内を引き出す、さすがにうまい。本当は昔から映画を作りたかったのに、わざわざ遠回りしてやっとここにきたこと。そして、「映像の暴力」について監督に迫った。「団地マニア」と思われて警戒されながら通い続けて、プレゼントをもらうまでに受け入れられた彼女だが、最後の編集段階になって「ノー」を言われる、やはり立ち入られたくないところにまでカメラは入らざるを得ないのか。
杉本監督は明るく答える。「そういう時は説得します。」「撮られる側の立場もありますが、私の立場もあります。私はどうしても撮りたいのだから何時間かけても説得します。絶対いい作品になりますからって。」ストレートさはあらゆるモヤモヤを晴れさせる最大の力だろう。
映画に登場した画家の平山さんの作品が、不思議な縁でCREAMの会場(新港ピアのラボスペース)を飾っているらしい。蔭山さんのプロデュースだ。杉本さんがこれからも追い続けたいと考えている平山さんが、「創造都市」横浜でどこへ向かうのか僕も見てみたい。
(高橋 晃)
>作品詳細 https://takearteazy.wordpress.com/2009/10/31/danchimonogatari/
.
「CREAM ヨコハマ国際映像祭2009」が10月31日、開幕した。CREAMとは、「Creativity for Art and Media」直訳すると「アートとメディアの創造性」という意味となる。
新港ピアとBank ART StudioNYKの2つのメイン会場では、その意味のとおり、様々なメディアでの表現が混在していて、 実験的で、枠にはまらない、そして、どこか挑戦 的な印象も受けた。光や影、コンピューター、コミュニケーション、あらゆる映像の可能性が示されている。
また、30日の記者会見では副実行委員長でもある出品作家の藤幡正樹氏が辞退の意思を表明し、これにたいして2日、ディレクター住友文彦氏がインターネットの生放送をつうじて声明を発表した。(詳細は本文下リンク参照)会期中には、両名の出演によるトークプログラムも開催されるようで、この議論も含め、新しいフェスティバルの展開が楽しみだ。
新 港ピアでは体の動きで数字の形が変わるデジタル時計に迎えられ、受付を通り中へ入ると、不思議なモチーフと民族音楽、壁面にはニコニコ動画そのものが展示 されていた。また、「映像が生まれるところ」と題し、3つずつ14箇所にテーマ別に設置された合計42台のモニターには2分間から70分間ほどの短編のド キュメンタリー映像が繰り返し流され、好きな映像をヘッドホンを付け、座って鑑賞することができる。
奥にはシアタースペース、さらに入ると、ラボスペースがあり、ワークショップやインターネット放送など、プロジェクト型の展示が展開されていた。
10月30日内覧会にて撮影した2本の動画リポート
住友氏は2日にインターネット放送を通じて発表した声明で、予算や運営面の詳細を明らかにした。そして「新しいフェスティバルの形をつくりたい」と述べた。
また藤幡氏は、自身がコーディネーターを務めたフォーラムが終了した4日、作品を撤収した。またブログでは、来週中に住友氏や横浜市とトークセッションを設けようと調整中であると明らかにしている。
このように各方面で議論を呼んでいることは確かだが、初めての映像祭であり、展示内容だけを単純に見ても、かなり斬新である。
国内外のさまざまなメディアに出会い、既存のメディアのあり方を問いなおし、次の時代のメディアを考える横浜生まれの新しいフェスティバルは新港ピ ア、BankART StudioNYK、東京芸大大学院馬車道校舎、野毛山動物園、黄金町バザール1の1スタジオで29日まで開催中。
関連リンク
ヨコハマ国際映像祭2009
横浜国際映像祭出品を辞退します。(ARTit公式ブログ藤幡正樹)
CHANNEL CREAM「ディレクター緊急コメント」
2008年から撮り続け、現在も続行中の自主制作ドキュメンタリー、念願のヨコハマ上映。
「海岸通団地」とは万国橋の袂にある昭和30年代に建てられた古い団地です。すでに取り壊されてしまった帝蚕倉庫はこの団地の並びにありました。背後にそびえるランドマークタワーとのコントラストに心をひかれた監督の杉本曉子さんは実は横浜トリエンナーレサポーターでもありましたが、この団地の最後の姿をカメラに収める活動に徐々にのめり込んでいきました・・・、そして2009年5月ついに映画は完成、ヨコハマ国際映画祭2009での上映が決まりました。
http://www.ifamy.jp/programs/single/442/#screening/442/artwork/384
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CREAMヨコハマ国際映像祭2009
コンペティション国内長編作品
「海岸通団地物語 〜そして、女たちの人生はつづく〜」監督/杉本曉子
■日 時 2009年11月7日(土)
■時 間 12:00~13:25
トークイベント 14:00~14:30 杉本曉子(監督)×蔭山ヅル(ART LAB OVA)
■場 所 東京藝術大学大学院映像研究科 横浜校地 馬車道校舎 大視聴覚室
地 図 神奈川県横浜市中区新港2丁目5
(みなとみらい線「馬車道」駅下車、5・7番出口すぐ)
■料 金 当日/1,300円 前売り/1,000円
■問合せ 090-1859-0292(すぎもとあきこ)
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チラシダウンロードleaf_danchi
[作品概要]
2008年大晦日。
横浜のみなとみらいにある団地の中で
住民たちと一緒に『私』は新しい年をむかえようとしていた。
この街では午前0時になると
除夜の鐘のかわりに湾内の船が
いっせいに汽笛を鳴らすらしい――
きらびやかなランドマークタワーと
周囲のド派手な夜景が目を引く中で
ぽつん、とわすれられたように存在する団地がある。
『あの箱の中には一体どんな暮らしが詰まっているのだろう?』
ちょっとした好奇心から
29歳ハケン事務OLの『私』は
週末ビデオカメラを片手に
団地へ通うようになった。
最愛の息子を亡くした水彩画家の女性
荷物の山に埋もれて1人暮らす女性
ケンカしながらも愛し合う寝たきりの夫と妻etc
そこには窓の数だけ異なる『暮らし』があった。
2009年1月からはじまる取り壊し工事を目前に
ノスタルジーに浸る団地の外の人たち。
そんな彼らを横目にたんたんと生活をつづける
団地の住民たち。
住民たちと親しくなってゆくうち
『私』の団地に対する目線とまた変化してゆく……
そんな、団地と『私』の8ヶ月を描いた作品です。
エンディング&挿入曲
中村裕介ROXVOX「横浜市歌ブルースバージョン」
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