ヨコハマトリエンナーレ2011 の作品&関係者へのインタビューなどを取り上げた番組 「トンチキカフェ」映像を公開中!

2008年 横浜トリエンナーレ開催時、公式ポッドキャスティングラジオ番組「トンチキカフェ」が、3年ぶりに復活し、ヨコハマトリエンナーレ2011の作品&関係者へのインタビューの映像が現在公開中です。

トンチキカフェ番組のURLは、

www.tonchiki.info

番組では、島袋 道浩氏の≪ハムはできるか? 復興と発酵≫2011 をはじめ、カールテン・ニコライの≪autoR≫2010/2011  ,  冨井元裕氏の≪Goldfinger≫2011,  ≪天井≫2011,    ウィルフレド・プリエトの≪One≫2008 ,   ヘンリック・ホーカンソンの≪根の付いた木≫2010/2011,  岩崎貴宏氏の≪Out of Disorder (Cosmo  World)≫2011などの作品を取り上げています。

【番組の主なタイトル】

「ヨコハマトリエンナーレ2011」スタート! 「人間の偉大な力」

http://www.tonchiki.info/article/232535934.html

「OUR  MAGIC  HOUR-世界はどこまで知ることができるか?-」

http://www.tonchiki.info/article/231358563.html

「えっ! こんなところに作品が・・・」

http://www.tonchiki.info/article/232677655.html

「ステッカーを貼り付けて作品創りに参加しよう!」

http://www.tonchiki.info/article/232532004.html

「よく考えたら、わかったぞ!」

http://www.tonchiki.info/article/233122961.html

「遠くから・・近くから・・見つめてみよう」

http://www.tonchiki.info/article/232690952.html                                                   

「トンチキカフェ 2011」 パーソナリティ 新川 貴詩 氏 & charmie chiharu

突撃インタビュー!

本展関係者の逢坂 恵理子氏、小椋路子氏、出品作家の岩崎貴宏氏、八木良太氏、泉太郎氏、新・港村へ出展の村上タカシ氏、山出淳也氏、レセプション参加者の小山富美夫氏、内覧会参加者の堀浩哉氏。

逢坂 恵理子氏

http://www.tonchiki.info/article/230442920.html

小椋 路子氏

http://www.tonchiki.info/article/232609206.html

岩崎 貴宏氏

http://www.tonchiki.info/article/230475439.html

小山登美夫氏

http://www.tonchiki.info/article/230476404.html

八木 良太氏

http://www.tonchiki.info/article/230477228.html

泉 太郎氏

http://www.tonchiki.info/article/230477699.html

村上 タカシ氏

http://www.tonchiki.info/article/230476578.html

山出 淳也氏

http://www.tonchiki.info/article/232616669.html

堀 浩哉氏

http://www.tonchiki.info/article/232618449.html

GUEST ヨコハマトリエンナーレ2011 総合ディレクター 逢坂 恵理子 氏 

【チャーミーからのメッセージ】

今回の「ヨコハマトリエンナーレ2011」をまだ鑑賞されていない方は、ぜひ番組を参考にしてくださいね☆

既に鑑賞された方は、作品を思い出したり懐かしんだり、本展を振り返る際に役立てたり、ご活用下さいね!

「ヨコハマトリエンナーレ2011」記者会見 開幕! 紡ぎだそう、独自のストーリー

2011年8月5日(金曜日)「ヨコハマトリエンナーレ2011」記者会見が、横浜美術館にて14:00~15:00 行われた。関係者、登壇者のコメントから、本展開催への特別な思いや喜びが伝わってきた。

同日、内覧会とレセプションも開催され、プレス関係者、招待客など多くの方で各会場はにぎわった。

Ugo RONDINONE 《Our Magic Hour》2011


総合ディレクター 横浜美術館館長 逢坂 恵理子氏】

震災後の厳しい時期であったが、多くのアーティストに素晴らしい作品を出品して頂くとともに、多くのスタッフが「ヨコハマトリエンナーレ2011」の実現に向け尽力し、本展の開催ができた。感無量である。

展覧会タイトル「OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?-」は、この時期にふさわしいタイトルになったのではないか?

私達人間の力では掌握できないような世界の奥深さを前にして、謙虚な気持ちで世界に対して何ができるか? 人間として何ができるか? 国際展である本展を通して感じとってほしい。


【アーティスティック・ディレクター 三木 あき子氏】

横浜美術館のコレクションである近代絵画や浮世絵など歴史的な作品、妖怪グッズなど制作年代・素材の異なる多種多様な作品を展示している。屋内外77組のアーティストが参加、作品総計300点以上となった。

自由に創造力を働かせて、なぜ、この作品の横にこの作品があるのだろう?と考えつつ、独自の展覧会のストーリーを紡ぎ出してほしい。

東日本大震災後、ジュン・グエン=ハシツバ氏、オノ・ヨーコ氏、安部泰輔氏、島袋道浩氏、岩崎貴宏氏、荒木経惟氏をはじめとする 多くのアーティストによる新たなプランの提示があった。作品を通してメッセージを伝えたいという熱い思いが込められている。

荒木氏の《被災花》という作品は、震災により家を無くし避難所で過ごすおばあちゃんと孫娘に捧げる花である。


【クリスチャン・マークレー氏 / Christian  MARCLAY 1955年 カルフォル二ア州サンラファエル(アメリカ)生まれ】


1987年から来日しているが、2011年に日本で起きたことを考えると、特別なときに日本を訪問しているという感慨深い思いがある。


【イン・シウジェン氏 / YIN  Xiuzhen 1963年 北京(中国)生まれ】

本展を通して、多くのアーティスト・作品に出会えることを楽しみにしている。

本展は、様々な異なる認識が集まっているが、世界を知れば知るほど、世界の認識が欠けていることを私達は認識するのではないか?

会場で、「MAGIC HOUR」をみなさまが経験することに感謝している。


【田中 功起氏 / TANAKA  Koki 1975年 栃木生まれ、ロサンゼルス在住】

本展は、日本人作家が多く複数のジェネレーションが絡み合っている。

自らの活動を信じてきた粘り強い日本人アーティスト達が、本展に参加していることが従来の展覧会との違いである。

震災と原発事故の後で、僕たち一人一人が別な意見をもち、立ち上がらなければならない今の日本の現状は、現代美術にも当てはまり、自らの立場をもう一度見直すべきである。本展は、このことについて考えるためのヒントが十分提示され、そこに希望を見いだすことができる。展覧会を楽しんで欲しい。


【質疑応答】

Q: なぜ、この作品名を《タイム・ウオッチ》でなく、《CLOCK》とつけたのか?

A(クリスチャンマークレー氏):    作品名・タイトルは2次元的なもの。CLOCK は、パブリックな意味があり、TIME ・時間というと、一般的すぎるため。

Q : 作品の夜の時間帯は、いつ鑑賞できるのでしょうか?

A(クリスチャンマークレー氏): 各地とも、会期中に特別上映として1日のみ24時間上映されてきたが、現在は東日本大震災の後ということもあり、節電対策がとられ未定である。

A(逢坂 恵理子氏):会期中、10月以降、夜及び早朝に本作品を上映できればと考えている。ご期待ください。

Q : メイン会場に横浜美術館が選ばれたプロセスについて教えてほしい。

A (逢坂 恵理子氏) :   2009年、4月に横浜市としては、第4回ヨコハマトリエンナーレを横浜美術館を会場にして行いたいという意向があった。過去の横浜トリエンナーレの会場が毎回異なっていたので、会場のイメージを固定化する横浜市の意向に賛同した。

Q :横浜美術館の所蔵作品のコレクションを展示する手法が、本展の大きな特徴であるが、こういった展示手法が本展にどのようなインパクトをもたらしたか?

A (三木あき子氏): 横浜美術館は現代美術を専門にしている美術館ではない。多くの国際展では、新しい発見・旬のアーティスト達・新作にこだわる傾向があるが、いま一度新しさとは何か?を問い直してみたかった。美術館所蔵コレクション作品と現代美術作品を組み合わせて展示することにより、年代ものの名画が新しさを増し、新しい解釈が生まれるのではないか? との考えをベースに、現代美術作品はじめ異なるジャンルの作品・妖怪グッズをいれた形にした。

Q:国際交流基金が抜け、主催者に枠組も変更になった。5月26日の記者会見で、林市長がナショナルプロジェクトとしての継続性を意識したいと述べられたが、ナショナルプロジェクトとしての意識を展覧会に関わる方達が持っていたのか? 具体的な計画等教えてください。

A (逢坂 恵理子氏) :  今回は、本当の意味で本展にとって分岐点になったと思う。新しい視点・海外の方に日本の作家を紹介することを軸とした展覧会構成である。国際的な視点・ナショナルプロジェクトということよりも、ヨコハマトリエンナーレを通して、「日本」を多くの人に知ってもらいたい、海外の優れた作品を国内外の方々に知って頂きたい、そのことを継続して考えていきたい。

A (三木あき子氏) :  本展開催にあたり。国際性を問い直してみたい考えがあった。 国際展の方向性として、海外の作家を紹介するだけでなく、日本の作家も海外に発信する必要性を感じ、前回と比較すると多くの日本人作家の方にご参加頂いた。


<【感想】記者会見&内覧会に参加! 「ヨコハマトリエンナーレ2011」に思うこと>

まちにまった「ヨコハマトリエンナーレ2011」がスタートした。

聞こえてきそうな生命の鼓動、思わず笑みがこぼれる巧妙な仕掛け、 未来への大いなる希望 ・夢あふれる遊び心満載の空間、はかない瞬間の視覚化、テクニックを駆使しての挑戦 - 数々の素晴らしい作品に胸を踊らせときめきくとともに、その素晴らしさ故に時に絶句し、感嘆した。

来場者には、アーティスト魂かけて制作された作品に込められた作家達の思いを感じ、展示構成に着目しながら、ぜひ、ひとつひとつの作品をじっくりと鑑賞してほしいと切に願う。

東日本大震災と原発事故という二重のカタストロフィー(大災害)は、私達がそれまでもっていた価値観や人生観・世界観を変えた。このカタストロフィーは、私達にあらためて自己の存在の意味を問い、世界・時間との関わり、生と死について考えさせ、かつて人間文化の起源が自然との歩みから生まれた「無」の世界の内にあったこと、そしてそれは、芸術の原点であり芸術の根源的本質であることに気づかせた。

このことは、本展が私達に投げかける根底の問いに結びつくとともに、作品を読み解くことにつながるといえよう。

また、本展に横浜美術館収蔵作品を取り入れた試みにも着目したい。本展に来場する人々が芸術における財産ともいうべき、有名作家の優れた作品に触れる絶好の機会であるとともに、収蔵作品に新たな解釈や視点を盛り込み見解の多様化を示唆したと云え、その意義はとても大きい。今後の横浜美術館のコレクションの収集、収蔵作品の研究・学術的調査にも大きく影響を及ぼすであろう。

本展をどのようにアーカイブしていくのか? 横浜美術館コレクションに本展作品が加わることがあるのか?  本展終了後の動向にも着目するとともに、期待したい。

「ヨコハマトリエンナーレ2011 」11月6日まで開催!

期間中行われる講演会・イベント・連携プログラムにも、ぜひ、参加して本展を思う存分楽しみたい。

レポート・写真; チャーミー(梶原 千春)


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【「ヨコハマトリエンナーレ2011」記者会見】

2011年8月5日(金曜日) 14:00~15:00

横浜美術館 (神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1)

【「ヨコハマトリエンナーレ2011」内覧会】

2011年8月5日(金曜日) 13:00~18:00

会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫、ヨコハマ創造都市センター

【「ヨコハマトリエンナーレ2011」概要】

タイトル:「ヨコハマトリエンナーレ2011

OUR MAGIC HOUR -世界はどこまで知ることができるか?-」

総合ディレクター:横浜美術館館長 逢坂 恵理子

アーティスティック・ディレクター:三木 あき子

会期:2011年8月6日(土)~11月6日(日)

(休館日:8月、9月の毎週木曜日、10月13日(木)、10月27日(木))

会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、

その他周辺地域

開館時間:11:00~18:00 (入場は17:30)

主催:横浜市・NHK・朝日新聞社・横浜トリエンナーレ組織委員会

特別連携プログラム:BankART LIFE Ⅲ(新港ピア)、

黄金町バザール2011(黄金町エリア)

前売券発売期間:2011年6月1日(水)~8月5日(金)

全国のプレイガイド、コンビニエンスストアで発売中

入場料:<お得なセット券>特別連携セット券

・前売券 一般 1,400円 大学・専門学校生 900円 高校生 400円

・当日券 一般 1,800円 大学・専門学校生 1,200円 高校生 700円

<ヨコハマトリエンナーレ2011>

・前売券 一般 1,200円 大学・専門学校生 700円 高校生 300円

・当日券 一般 1,600円 大学・専門学校生 1,000円 高校生 600円

                                                

【関連サイト】

「ヨコハマトリエンナーレ公式サイト」

http://yokohamatriennale.jp/    

 

              

「ヨコハマトリエンナーレ2011」第3回記者会見[2] アーティスト魂かけて生み出される新たな視点

ヨコハマトリエンナーレ2011出品作家である、横尾忠則氏と岩崎貴宏氏が登壇者であった。横尾氏は、2次元の魔術師と異名をもつ日本を代表するグラフィックデザイナーであり、80年代以降は、画家としての活動を中心としている。これまでの実績が認められ、2011年春の受勲で旭日小綬章を受賞した。岩崎氏は、広島をベースに製作活動し、水に映った金閣寺を表現した《リフレクション・モデル》など凍結した時間を表現した作品やバスタオルの糸を引き出してテントを作った《アウト・オブ・ディスオーダー(コンプレックス)》など そこに存在する風景や日常のありふれたものを新たな視点から引き出したサプライズな作品を発表している。

 

【横尾 忠則氏 / YOKOO  Tadanori 1936年 兵庫県生まれ。東京在住。】

1月から製作し、現在11点目を製作中であるが開催ギリギリまで、作品を製作し展示したい。

今回の作品のテーマは、人間が生まれる寸前に あるいは生まれたか生まれていないかギリギリのところで、赤ん坊が見る最初の光景と人間が死ぬときに最後に見る光景を一つにすることである。我々は、普段見えないものを見えるように顕在化しているが、それに反した見えるものを見えなくさせての発想で描いている。アトリエ内や電気の下では全く見えなくなってしまって描けないので、まるでパフォーマンスであるかのように、アトリエの外にキャンパスを持ち出して、太陽の下で製作中だ。鑑賞者の日常や経験・記憶などを総動員して作品を感じてくれればいい。作品を鑑賞するにあたって、こういう風にみて欲しいとかは一切ない。                                                            

【岩崎 貴宏氏 / IWASAKI  Takahiro  1975年 広島県生まれ。同在住。】   

横浜美術館の特別な空間ならではの場を生かした作品を発表したい。現在作品については調整中である。詳細は記者会見のこの場では語らず、ヨコハマトリエンナーレで驚きを与えたい。

東日本大震災後、9日ぶりに救出された男の子が「将来の夢は芸術家になりたい。」と語っていたのが、とても嬉しかった。東日本大震災の影響が残るひどい状況の中でも、いろいろな人に驚き・夢・感動を与えられる作品を生み出していきたい、この時期に展覧会に参加することに対して、特別な思いを作品に込めたい。                                                  

         IWASAKI Takahiro《Out of Disorder (Complex) 》          2009 Courtesy of the artist and ARATANIURANO

                                      

 【質疑応答】                               

Q: 作家の構成バランスについて考えたことは?

A: 男女比のバランスの考慮や中近東・南米・アジア地域、若手作家の作品も採り入れたいと考えていたが、調査・準備等の時間がなかった。短い限られた時間で質の高い展覧会を開くために、最終的には、展覧会コンセプトに沿った作品内容で決める方向にした。国際展であるヨコハマトリエンナーレで日本人の作家の作品をきっちりと展示したい思いもあり、今回は日本人作家の数が多いかもしれない。                 

Q: 東日本大震災後の影響で予定の変更もしくは増えたことがあったら教えて下さい。

A: 当初予定作品を出品するのではなく、この状況に対してなにかをつくらなければ!新作製作の時間が厳しくても逃げずに新作を作りたいと、作品の変更があった。全体として、生と死に関する作品・鎮魂・祈りなどに関わる作品傾向がある。

 

【登壇者の会見から思うこと】

横尾氏の「開催ギリギリまで作品を製作し、1点でも多くの作品を展示したい!」 岩崎氏の「特別な思いを作品にこめ、観るものに驚き・夢・感動を与えたい!」 との言葉に、アーティスト魂を感じた。今回の東日本大震災の影響で展示作品を変更した作家達の心情も、きっと、両氏と同じ気持ちであろう。

 アーティスト魂を燃え上がらせて製作された作品に宿る、作家達の情熱・思い・メッセージは、人間文化の出発点とみることができ、それだけでも十分に<瞬間的絶対感を表した作品>として、価値を見いだすことができるのではないか? そして、このことは、本展覧会のより深い理解へと結びつくきっかけになると考える。

大いなる期待をこめて作家達にエールをおくるとともに、アーティスト魂かけて生み出される新たな視点を楽しみにしたい。

                                      

 レポート; チャーミー ( 梶原 千春 )  写真提供; 横浜トリエンナーレ組織委員会事務局

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 関連サイト・記事

「ヨコハマトリエンナーレ2011第3回記者会見資料」

http://yokohamatriennale.jp/pdf/200110526releaseW_ja.pdf

「ヨコハマトリエンナーレ2011」第3回記者会見[1] 

~~大きな愛を届けたい、アートの力を新たな希望の架け橋に~~

https://takearteazy.wordpress.com/2011/06/05/the-third-press-conference/

「ヨコハマトリエンナーレ公式サイト」

http://yokohamatriennale.jp/