新港地区の結婚式場計画について意見をお寄せください(BankART1929からのメッセージ)

BankART1929 池田代表から緊急メッセージが届いた。緊急なので取り急ぎそのまま紹介する。

■ 問題の「景観」はこちら>[アニヴェルセル株式会社プレスリリース]

http://www.anniversaire.co.jp/corp/wp/wp-content/uploads/2012/01/20120111.pdf

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各位

いつもお世話になっております。

以下、BankART1929からのお知らせです。

皆さんに広く知っていただきたいことがあり、メールにてお知らせさせていただきます。

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横浜市MMの結婚式場計画について

横浜市の新港地区の結婚式場建設を巡って、議論がおこっています。

事業者と市長の諮問機関「都市美対策審議会」との景観協議が不調に終わり、それを受けて「横浜内水域の市民利用について考える会」(山本理顕代表)が、横浜市会経済港湾委員会(今野典人委員長)に審議会の答申を十分尊重するように求めた請願書(賛同署名約500人)を提出しましたが、これも賛成少数で不採択となりました。このままいくと6月21日には横浜市会として不採択が確定します。

日本の近代を牽引した開港の地で現在おこっている問題を、横浜創造界隈のクリエイターの皆さんにはもちろんのこと、横浜市民、他府県の方にも知っていただきたく思い、筆をとりました。

ここ新港地区には馬車道や野毛地区のように、「住民=市民」がいません。だからこそ、その大目付役として「都市美審」の存在があり、みなとみらい、最近ではJICA、万葉の湯、ナビオス、カップヌードルミュージアム、URの海岸通住宅などに対して、強い牽引力(コーディネート力)を発揮し、丁寧に街づくりを推進してきました。

「都市美審」が横浜の都市デザイン(新旧の街づくり)で果たしてきた役割は大きいし、これからも市民、専門家の代表として機能し続けるでしょう。

一方、これらの景観の問題は、やはりもう少しテーブルを広げ、市民や他の分野の専門家を巻き込みながら議論する必要があるように思えます。

重要なことは、市民が自分たちの街のことを知り、自ら関わり、つくっていこうとすることを促す事だと思います。専門家や行政が計画したことをほとんど議論、情報共有しないまま、出来上がったものを見せつけられても、横浜都民といわれる市民が増えるだけで、市民のシティズンプライドは育まれていきません。その結果、新港地区は100年以上たっても横浜市民が帰属感のもてない特別な場所として存続していくことになります。これまで確かに行政がリードしてきた都市景観(このブランドは横浜が世界に誇れる財産!)ですが、これからは市井の人が、都市づくりについて、学び、議論を重ねながらレベルを深め、構築していく時代にきているのではないでしょうか?

都市美審と事業者との協議の不調→横浜内水域の市民利用について考える会の市会への請願書→不採択(予定)の一連の流れは、本当に大切な場所の大切な事案に対して、性急な市民不在のプロセスになってはいないでしょうか?

今回おこっていることをまったく知らなかった友人にこのことを話したら、実際に場所も見にいってくれて、次のようなメールをいただきました。

「話し合いの前よりも強い興味をこの問題に対して抱いています。そして、横浜の誇りになるような建物になったらとても素敵なことだなあ、と願うようになりました。」

「都市美審」の委員長である卯月先生が、神奈川新聞で述べている「開発規模が極めて大きいことや景観上重要な位置などが重なった場合は、都市美対策審議会のメンバーも加わり、事業者と市との3者で協議するシステムが実現できればいい。さらにその協議も市民に公開したい。合法であるが妥当ではないものを拒否できるのは、最後は市民の力です。」は、名言です。

私たちもこの言葉をリレーしたいと思います。

この場所に移り住んできている「新住民」である関内外の創造界隈を形成しているクリエイターの皆さん!市民の皆様!全国の皆様!是非この問題をまず知って下さい。視線を投げかけてください。

このメールの主旨は結婚式場建設反対ではなく、議論のプラットフォームを構築することです。「MM地区結婚式場建設」に関するご意見を広く募ります。これらの意見を横浜市に伝えるとともに、近い時期に開かれた話し合いの場をもちたいと思います。何文字でも結構です。記名(名字だけでも結構です)でお願いします。

このメールアドレスにお送りください。

BankART1929(代表 池田 修)

info★bankart1929.com (★印を@に替えてください)

《参考資料》

■ 「横浜港内水域の市民利用について考える会」が提出した要望書

http://www.bankart1929.com/naisuimen_youbou.pdf

■ 山本理顕氏の記事(2012年6月15日/日刊建設工業新聞)

http://www.bankart1929.com/20120612kensetsukougyoushinbun.jpg

■ 卯月盛夫氏(横浜市都市美対策審議会)の記事(2012年6月4日/神奈川新聞)

http://www.bankart1929.com/20120604kanagawashinbun.pdf

■ ヨコハマ経済新聞ー論議呼ぶ新港地区の結婚式場計画 横浜市の景観協議が初の「物別れ」に 試されるMM21地区の都市デザインの「作法」(2012.5.26)

http://www.hamakei.com/column/258/

■ 16街区・結婚式場の建設計画まとめサイトー第15回 横浜市都市美対策審 議会景観審査部会&第114回 本会(3/23)まとめ

http://ykhmid.wordpress.com/digest15/

■ 論文「なぜBankARTが生まれたのか?」池田 修(「新都市」2011 Vol.65 No.3 掲載)

http://www.bankart1929.com/WhyBankART.pdf

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新港地区の結婚式場計画について意見をお寄せください(BankART1929からのメッセージ)」への16件のフィードバック

  1. 私は大反対!結婚式場は周りにゴマンとあります。わざわざあそこに作る
    必要はないし、逆に私は、運河に船を並べて見れるようなイベント会場
    みたいなものが出来ればと思いますが。。。

  2. 「開発規模が極めて大きいことや景観上重要な位置などが重なった場合は、都市美対策審議会のメンバーも加わり、事業者と市との3者で協議するシステムが実現できればいい。さらにその協議も市民に公開したい。合法であるが妥当ではないものを拒否できるのは、最後は市民の力です。」
    の意見に賛同します。

  3. 周りに、これでもか、又かと言う程、同様の施設がある、
    パパット考えるだけでも5カ所、ホテルを入れると100カ所を超えると思う
    今後、若者が減る、結婚の概念も変わる、
    不景気は、更に進む見込みが高いので、式自体の需要が減る、
    箱物行政で見えたように、使わない時も維持管理コストが
    かさみ撤去費も大きい
    必要な施設とは考えられない、飽和状態

  4. 横浜の文化とは何なのだろう?といつも思います。赤レンガや海岸教会は、文化の象徴であったと思います。また、地震のがれきを埋めた山下公園も人々が助け合ってきた文化の象徴です。
    先代が残してきた遺産ですし、市民が心から作り上げ、次世代に残してきた文化です。
    今の私たちが次世代に残せるものとして、環境を考える施設が横浜には必要だと思います。温暖化に警告をならす、デジタル地球儀などは、本当に必要だと思います。
    http://www.asahi.com/eco/forum2009/news/j/TKY200909080089.html
    デンマークや、となりの韓国には二機もあるそうです。

  5. 卯月さんの「合法であるが妥当ではないものを拒否できるのは、最後は市民の力」には勇気づけられる。妥当かどうかを複眼思考できる力が十分にある横浜市民の多くが妥当でないとするなら、間違いなく大きな力となると信じたい。

  6. 式場ができる事は知っていました。当然 横浜の文化に配慮したデザインであることを想定していました。
    プレスで公表された画を観る度に、この問題が市民の大半に知られていない事を、とても残念に思います。
    安心して事業主側のモラルに委ねられないのであれば、市民の力で拒否していくしかないのでしょう。
    このまま完成されてしまうのかと思うと、みなとみらいの未来を憂いてなりません。

    1. 街は市民みんなのモノという考え方がなく、場当たり的な民間企業による私的な施設が出来上がること自体が問題だと思います。できることなら、都市景観政略から踏み込んで、都市戦略をきちんと考えられるようになればいい。

      1. たしかに景観に都市戦略があるのは有意義な事ですね。
        でもその中でやる、事業についてはもう少し柔軟に対応して欲しいと思いました。バランスが大切ですね。

  7. 問題じゃないと思う。どっちでも良い。そういう、サイレントマジョリティの意見を置いて、エゴを振りかざす煩い市民が騒いでいるという視点はないのかな?
    近くのワールドポーターズとかも対した景観でない。代わりに日産みたいなガラス張りの近代的な超高層ならオッケー?
    町はみんなのものだけど、土地は所有者のもの。今回はしのげ土地も入ってるみたいだけど。所有者にも法治国家で許される自由はあるのでは?
    協議において、所有者が譲ったところを触れずに立てたこのページに悪意はないのかな?
    みんなの町を奇抜なすたいるで闊歩する人々も統制されるのかな?走る車は?植える木は?咲く花は?
    何が良くて悪いかよくからないのが、景観の感覚。誰が決めるの?
    学者?市民?
    自分の土地の使い道が制限されることに置き換えたらどう感じる?
    固有でなく、多様を日本は受け入れたんじゃないの?
    資本主義の象徴であり、限界では?
    いろいろ考えるところは多いこのての問題。
    いずれにしても、制度が悪いのであり、法を置かしていない事業者は悪ではないと思う。
    なので、このページの作り方は気に入らない。
    不充分な制度なら、それを作った市民が、後だしで、文句を言うのは如何なものか。

    1. 土地は横浜市の所有物だそうです。売却ではなく、貸付だそうです。市の所有物である以上、大いに市民が口出ししていいことだと思います。 http://www.bankart1929.com/20120604kanagawashinbun.pdf

      1. すべて横浜市のものではないと新聞にのっていましたよ。おっしゃるように大いに後だし口出し結構。直接的ではないが、自分達の作った制度、自分達がきめた土地の貸与に、どんどんやっはりおかしかったと言えば良い。そんな皆で、土地を買い取るとかできないんですかね。

  8. 生まれてからずっとこの街で育ち、みなとみらいが作られるのを日々目の当たりにしてきました。自分の成長と同じスピードであんなに大きな都市が出来ていくことにワクワクし、まちづくりのおもしろみを感じ、わたしは現在、建築学を専攻し大学院で研究を進めています。
    横浜にはいち早く都市デザイン室が設置されみなとみらいのまちづくりが徹底されてきているのに、なぜ、あの結婚式場の計画がここまで進んでしまったのかがほんと不思議です。カップヌードルミュージアムなど、期待の高まる新港地区のまちづりがせっかく進められてきているのに…なんで?素直な気持ちです
    わたしに、都市計画を学ぶ夢を与えてくれた、みなとみらいのこれからのためにも、この計画は本当に反対します!!!

  9. 本物の教会を作るならまだしも、結婚式場という偽物教会を作るのは絶対反対です!

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