ヨコハマトリエンナーレ トリエンナーレ学校 第13回「ヨコトリ2011見どころ講座 連携プログラム2」

「続・朝鮮通信使」の説明をする池田氏

7月13日(水)19:00~20:30
会場:ヨコハマ創造都市センター(YCC)3階スペース
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
講師:池田修(BankART1929代表/PHスタジオ代表)

池田氏は、自身の仕事として、DVDや書籍の発行、作品制作をやってきた。作家・川俣正氏、プロデユーサー・北川フラム氏、建築家・原広司氏との出会いを大切にし、この3つのジャンルを今も続けている。
 講演はBankART1929の活動や拠点、多岐にわたる内容だったが、筆者が一番知りたいと思っていた新・港村については時間も少なく、切り上げられた感があった。
しかし、終了後、希望者を新・港村に招き、工事中の内部を見せてくれた。入口をゴーヤのカーテンがおおい、ライトに照らさた緑が鮮やで、屋根まで伸びるのが楽しみだ。会場はベニヤ材製の箱や囲いが並び、劇場など建物があちこちにできつつある。池田氏が模型を見せながら終始笑顔で説明してくれたのが印象的だった。おおいに期待を弾ませることができた。

■交流重視の活動
BankART1929は組織の名称で、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)を活動拠点とし、会場の運営やネット系などさまざまなプロジェクトを展開している。最大規模のプロジェクトが「続・朝鮮通信使」。江戸時代の遺産をひきながら、現代のプロジェクトとして2010年の春からゼミを開き、夏には日韓共同で船を借り切って瀬戸内海をまわった。2011年春、秋もソウル・プサンを回り、19年後には江戸時代と同規模の500人規模で行い、さらに規模をひろげたい。
他都市や海外から注目を浴びる理由は、ウェルカムパーティやオープンスタジオ開催などを通して、アーティスト同士、スタッフ、地域との交流を大切にしていることにある。

■日常業務とベーシックな事業の構築を重視
受付はギャラリーのように話しかけて情報収集し、それをもとに大量のダイレクトメールを送っている。BankART schoolは、2か月、2時間、8回を基本単位とし、講師と生徒とが勝手に発展させて、それをサポートすることも多い。1~3月は、美大の卒展開催が多く、レンタルスペースのコーディネートも多くなった。書籍の出版は60点、ショップでは主に芸術書を販売、カフェは年中無休。

■横浜トリエンナーレ会期中に「BankART Life 」を開催
2005年、「BankART Life 24時間のホスピタリティー ~展覧会場で泊まれるか? ~」を開催、昼は展覧会、夜は宿泊できる場を提供した。
2008年、「BankART Life II」これまで行ってきた主催事業を総合的に駆使し、街に全面的に展開していくプログラムを進め、横浜トリエンナーレ2008と同会場の日本郵船海岸通倉庫の屋上で「ルーフトップパラダイス」を開場前と終了後の時間に開催、横浜市庁舎でも展示をした。

池田氏は終始笑顔で説明してくれた
 

■2011年 新・港村(しん・みなとむら)~小さな未来都市(BankART Life Ⅲ)
ショウケース的にさまざまなプロジェクトの日常活動のようすを見せるもの。公益企業法人メセナ協議会、ブリティッシュ・カウンシルをはじめ、団体、作家は200近い。内部の建物を建築家がつくり、空間をつくるアーティストが内装を手掛ける。電力を85%オフにして、太陽光発電を用い、ゴーヤの日よけで温度を下げる。
また、横浜郊外の公団と契約、作家の宿泊を通して郊外とのつながりをつくり、東北とバスでつなぎ、交通費・宿代を負担するなど、活動の領域を広げている。

 中は、ベニヤ板でできた建物がどんどん建設されている
 
「「新・港村」の入口には、夏の日差しを遮るゴーヤのカーテン

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■新・港村 ― ちいさな未来都市 ― BankART Life Ⅲ 2011年8月6日~11月6日
公式サイト http://shinminatomura.com/ twitter http://twitter.com/shinminatomura
[アクセス] 新港ピア 横浜市中区新港2-5 TEL045-228-8212
横浜みなとみらい線「馬車道駅」6番出口[赤れんが倉庫口]徒歩15分
[ヨコハマトリエンナーレ2011会場間無料バス] 横浜美術館→NYK→新港ピア
[BankART LifeⅢのチケット(新・港村パスポート)料金]会期中何度でも入場可能、一部イベントは有料。
一般当日 300円 / 大学生当日 250円 / 高校生当日 200円 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
[特別連携セット券](ヨコハマトリエンナーレ2011+黄金町バザール2011+BankARTLifeⅢ)
当日券:一般1,800円 / 大学生・専門学校生1,200円 / 高校生700円

■「BankART 1929」は横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラムで、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)を活動拠点とする。組織名は2004年スタート時の拠点だった旧富士銀行と旧第一銀行が1929年に開業したことに因む。

写真・レポート はしもと のりこ

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