「ヨコハマトリエンナーレ2011」記者会見<その2> 日本の作家を世界に発信する    

シガリット・ランダウ
Sigalit LANDAU《DeadSee》 2005 Courtesy the artist and kamel mennour, Paris
田中 功起
TANAKA Koki《cups on a car》 2010
ヘンリック・ホーカンソン
Henrik HÅKANSSON《Fallen Forest》 2006 パレ・ド・トーキョー(パリ)での展示風景 Courtesy Galleria Franco Noero, Turin
クリスチャン・マークレー
Christian MARCLAY《The Clock》 2010 ©Christian Marclay,Courtesy White Cube

参加作家は60数人になる予定、会見では30人を資料に掲載、10人ほどを作品画像で紹介し、2人からのビデオメッセージを伝えた。8月6日開催にちなんで、広島や原爆に関連する作品もいくつかある。

「日本の若手作家を世界に発信する」という宣言どおりに若手作家を意識し、30人中、30代40代がそれぞれ11人、計22人と大半を占める。うち日本人は10人で、森靖、佐藤允20代2人、池田学、泉太郎、田口和奈、田中功起、八木良太30代5人、杉本博司、田名網敬一、横尾忠則。

横浜トリエンナーレ2001参加作家2人も含まれる。ジュン・グエン=ハツシバは人力車が海中を走る美しい映像で観客を魅了した。杉本博司は蝋人形を撮影し、その写真は本物よりもリアルだった。

■映像で紹介した作家

【シガリット・ランダウ】 1969年、イスラエル生まれ

2011年ヴェネツィアビエンナーレのイスラエル館に出品。自分の体の痛みをともなった歴史、人間存在を問う。死海の映像作品とインスタレーション。

【マッシモ・バルトリーニ】 1962年、イタリア生まれ

ある特定の環境をつくる作品。《Organi》は工事用の足場をパイプオルガンにした、音が聞こえる作品。

【ジェイムス・リー・バイヤース】 1932年、アメリカ生まれ、1997年没

儀式のようなパフォーマンス、インスタレーションで知られる。《five points make the man》というパフォーマンスとインスタレーションを展示。生前に構想したパフォーマンスを死後初めて発表。

【田中功起】 1975年、日本生まれ

日常的な素材から世界の構造を示そうとする。今回は美術館内の備品を使った新作に取り組み、美術館に異なった視点を作り出す。

【N.S.ハルシャ】 1969年、インド生まれ

インドの細密画、人物画などを参照した絵画やインスタレーションなどで表現し、現代的なテーマを夢物語のような繊細で色彩豊かに扱う。

【ヘンリック・ホーカンソン】 1968年、スウェーデン生まれ

植物などの自然の一部を展示空間に移行する、人間以外の生物の視点から世界をとらえようとする大がかりなインスタレーションをBankARTで展示する予定。

【孫遜(スン・シュン)】1980年、中国生まれ

4~5年をかけた大作、1万枚のハンドドローイングをアニメーションにし古今東西の事象を寓意として社会と歴史の関係と問う作品。タイトルは《21G》、タイトルは死ぬ時に魂が抜ける重さだという。2010年ヴェネツィア映画祭に出品したもの。横浜に滞在して制作をしたこともある。美術館のコレクションとも関連づけて展示する。

【リヴァーネ・ノイエンシュワンダー】 1967年、ブラジル生まれ

普段見逃しているものをもとに作品にする作家、旧作と新作を展示予定。

【カールステン・ニコライ】 1965年、ドイツ生まれ

アートと科学の領域を横断的に取り入れたマルチメディア作品を制作。美術館前の空き地の工事の囲いにパーツを貼り、増殖するイメージをつくる参加型の作品《autoR》。ベルリンではY字型だが、横浜では新しい型になるそうだ。

【杉本博司】 1948年、日本生まれ

古美術、隕石、化石、仏像などを用い、独特の視点で歴史を再構築。作品は未定。

【横尾忠則】 1936年、日本生まれ

デザイン、映画、演劇にもかかわり、1981年に画家宣言をし、絵画を中心に活動、超自然、土着的、個人の記憶が組み合わさり、未知なる世界への驚きにあふれる作品を生み出し、二次元の魔術とも言われる。

■ビデオメッセージ

【クリスチャン・マークレー】 1955年、アメリカ生まれ

音楽を作品に用いる作家で今回は《the clock(時計)》、フィルムのコラージュで24時間エンドレスの映像、観客も作品の一部になり、時間の感覚が変わり、世界の見かたが変わる作品。

【ジュン・グエン=ハツシバ】 1968年、日本生まれ、ベトナム在住 横浜トリエンナーレ2001参加

《Breathing is Free: 12,756.3》数字は地球の直径(km)でこの距離を走る世界中で展開するプロジェクトの横浜バージョン。GPSを付けて走り、走路で大きな花を描き、横浜から世界に花を送りたい。8月6日の広島原爆投下に関連し原爆について改めて考える作品でもある。

■質疑応答

Q 10年以上続いている「金沢文庫芸術祭」、「創造と森の声」や市内のギャラリーとの「リージョナル・ウィーク」「ギャラリー・ウィーク」など具体的な連携を考えているか。

A 秋元:いろいろな人と連携したい。地域のイベントを紹介する「INVITATION to OPEN YOKOHAMA 」キャンペーンでトリエンナーレと連携していきたい。
A 逢坂:今回は準備期間が短いので十分なことは難しいかもしれない、次回2014年につなげる足掛かりにしたい。

Q 子どもにとってトリナーレは大きなメモリーになると思う。子どもに対して、公立の学校に対してどんなことを考えているか。

A 中学生以下は入場無料、小中学校の校長会にお願いしている。子どもがガイドする、キッズキュレーターは4月以降に募集し、教育プログラムは6月に発表する。

●ヨコハマトリエンナーレ2011第2回記者会見資料 2011年3月11日

http://www.yokohamatriennale.jp/pdf/2011_0311release.pdf

●横浜トリエンナーレ2011第1回記者会見資料 2010年10月1日

http://yokohamatriennale.jp/pdf/press20101001.pdf

>>ビデオレポート(録画)はこちらです

https://takearteazy.wordpress.com/2011/03/21/press-brf-triennale/

 

レポート:はしもと のりこ

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