「ヨコハマトリエンナーレ2011」記者会見<その1> 先の見えない時代に視点を変える        

横浜トリエンナーレ2011記者会見
横浜トリエンナーレ2011記者会見 横浜美術館円形フォーラムにて

記者会見は3月11日11時から横浜美術館で行われた。奇しくも挨拶の言葉「先の見えない時代」が現実となり、東京会場では15:00開催予定だったが、14:46に未曽有の大震災が起こり中止になった。ここでトリエンナーレに問われるものが違ってくるだろう。

第1回展の2001年は9月2日開催、11日のアメリカ同時多発テロによって、すでに展示されていた作品の意味が違って見えた。

記者会見は、現代美術作家・高嶺格展開催中の横浜美術館で約1時間開催された。会場の円形フォーラムはレセプションなどに使われる文字通り円形で、天井の照明も円形のデザインだ。

トリエンナーレでは横浜美術館の前に、モアイのような頭部の像が12体並び、その間を歩いて美術館に入ることになるそうだ、不思議な世界に入る導入にイメージが膨らんだ。この像の一体《moonrise. east, march》がポスターに使われ、歯をむき出しにした大きな口とギョロリとした目で「世界をどこまで知ることができるか?」と問いかけている。

また、開館時間、入場料の発表もあった。開館時間は、金曜以外は10~18時まで、金曜は20時まで開館。3回展までは無休だったが、6日間の休館日があるので、来場時には注意したい。入場料にフリーパスがあるのはうれしい、当日券、前売り券、団体券と少しずつ料金が違うので、見比べて購入してほしい。

登壇者3人のメッセージをここにまとめ、作家については分けて掲載したい。

>>ビデオレポート(録画)はこちらです

https://takearteazy.wordpress.com/2011/03/21/press-brf-triennale/

ヨコハマトリエンナーレ2011記者会見
秋元康幸氏 逢坂恵理子氏 三木あき子氏

■横浜トリエンナーレ組織委員会事務局長 秋元康幸氏

子どもにも、高齢者にもわかりやすい現代アートの展示、日本の若手作家を世界に積極的に発信する場ととらえ、横浜市が「創造都市横浜」を掲げて文化芸術によるまちづくりを行ってきたネットワーク、経験、人材を生かし、都市型国際展をめざし継続して開催したい。

■総合ディレクター  逢坂恵理子氏(横浜美術館館長)

今年の第4回展では、主会場が横浜美術館という美術の専門施設になったことが特徴。収蔵品を含む時代を超えた展示にしたい。現代美術は、入り口は狭いけれど奥が深いことを伝え、ひとりでも多くの人に来てもらい、トリエンナーレを美術振興の機会にしたい。

文化庁の支援を受け、日本の作家の割合が多く、横浜から発信し、世界とどうつながるか、世界をどう読み解いていくかを実感してもらいたい。

■アーティスティック・ディレクター  三木あき子氏

先の見えない時代に、視点を変える提案をしたい、インターネットの検索によって世界を知ることができるのかを考え、さらなる可能性を求めてより柔軟に世界をとらえようとする姿も提案したい。

展覧会のテーマ「世界はどこまで知ることができるか?」は参加作家ウーゴ・ロンディノーネ(1963年、スイス生まれ)の作品タイトル《OUR MAGIC HOUR》でもある。「時空間を超えたマジカルな鑑賞の旅。視点を変えれば、いつで誰でも魔法のように、通常見えないものが見えるかもしれない」という意味も込めている。ロンディノーネの世界は、「内面と外面、秩序と無秩序、定形と無定形の間を交差しつつ、詩的で幻想的なムードのランドスケープを映し出す」と紹介した。

現代美術に限らず多種多様な作品を展示し、各所で意外な「遭遇・出会い」がある。キーワードは「円、サークル、見えるもの/見えないもの、浮遊、儀式、世界再構築、太陽でも死でもなく」などを予定している。

【「ヨコハマトリエンナーレ2011」第2 回記者会見】

2011 年3 月11 日(金) 横浜会場 11:00 ~ 12:00

横浜美術館 円形フォーラム

【中止】3 月11 日(金) 東京会場 15:00 ~ 16:30

日本外国特派員協会(有楽町電気ビル20F)

登壇(予定)|杉本博司、横尾忠則(本展参加作家)

【「ヨコハマトリエンナーレ2011」概要】

会期:2011年8月6日(土)~ 11月6日(日)

(休館日:8月18日、9月1日・15日・29日、10月13日・27日)

会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、

その他周辺地域

開館時間:10:00~18:00/金曜日は10:00~20:00

入場料(前売りは5月)

当 日 券:一般1800円、大学・専門学校生1200円、高校生700円

前 売 券:一般1200円、大学・専門学校生 800円、高校生300円

団 体 券:一般1300円、大学・専門学校生 900円、高校生400円

フリーパス:一般3000円、大学・専門学校生2000円、高校生1000円

中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料

主催:横浜市、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会

共催:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

…………

レポート:はしもと のりこ 写真:高橋 晃

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