横浜トリエンナーレにおいてどのようにして市民広報活動が定着してきたのかは、以下の資料を是非ご参照ください。
1)トリエンナーレからシティーアートへ
ー市民が見た横浜トリエンナーレ2005ー
横浜シティーアートネットワーク市民広報「はまことり」報告書
企画・制作:横浜シティーアートネットワーク市民広報「はまことり」
発行:財団法人 横浜市芸術文化振興財団
2)アートボランティア横浜スタイル
ー横浜トリエンナーレ2008サポーターとボランティアの活動記録ー
企画・制作:横浜トリエンナーレ2008サポーター報告書プロジェクト
発行:美術出版社
3)ビエンナーレの現在 (発行:青弓社)
第3章 市民芸術論的展開(著者:美術評論家、福住廉氏)
ークリティカルな視点から見た「横浜トリエンナーレ2005」ー
あと、美術出版社からサポーター広報グループに持ち込まれた企画として作成したガイドブック
4)美術手帖2008年10月号増刊、アートシティヨコハマガイドブック
ーヨコハマトリエンナーレの街を歩くー
があります。クレジットには明記されてませんが、ガイドブックの取材記事、写真はサポーター広報グループが担当しました。
我々サポーターによる市民広報は、あくまで市民による市民のための広報を目指しています。本職はなんであれ、横浜トリエンナーレの広報活動については一市民として参画して参りました。しかし我々は少なくとも現代美術展の広報を担当するという立場においては素人ではありません。
我々のモチベーションのもとは、アーティストに対するリスペクトと深い共感にもとづいています。アーティストに対するリスペクトの気持ちをもたずに取材に行っても、彼らは決して心を開いてくれません。今までの広報活動をつうじて、このことが最も大切なことである事を学んできました。
さて、以下が公開質問状です。
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1)今回のトリエンナーレ学校でサポーターから取材申請(写真撮影および原稿起こしのための録音申請)をしたところ取材を拒否されました。しかし当日外部メディアの動画撮影取材が現場に取材で入っていました。サポーターがトリ学のようなサポーターの行事を取材し広報することは当然のことだと思います。もっとも優先されるべきサポーターによる取材を拒否する一方で、なぜ外部メディアに取材許可を出したのか? この点に関して、納得のできる説明を求めます。
2)横浜トリエンナーレが他の多くの国際展と差別化できる大きな特徴のひとつとして、「市民による市民のための広報」が実現してきたことがあげられます。横浜トリエンナーレ2011年展でサポーター事務局は、横浜で継続されてきた市民広報活動とどのような形で恊働するつもりであるのか、そのビジョンを明確にお示しください。