The 2nd Exhibition of Yokohama Triennale Civic Archives
“Yeah, I’ve got to keep moving it even alone.”
●展示会趣旨
昨年9月の「開国博 Y150」ベイサイド市民共催における展示に引き続き、横浜トリエンナーレ・市民アーカイブ・プロジェクトの展示会を行います。今回はZAIM中庭という広く天井の高いスペースで、前回展示できなかった大物アイテムも公開します。ZAIMは3月をもってクローズということもあり、横トリとZAIMに関わりのあるパフォーマーのみなさんが結集してパフォーマンスを行います。また、同じく横トリと横浜のアートシーンに関わりのある方々を招いてシンポジウムを行います。横トリの過去と未来に思いを馳せ、ひとときの祝祭空間と縦横無尽の言語空間をお楽しみください。
●展示会タイトルについて
深い意味はありません。アーカイブというプロジェクトの使命として、何よりも「継続」が優先されるとの認識を新たにし、(公的を含む)いかなる支援がなくとも継続していくという決意の表明です。
●日時
平成22年3月13日(土)から16日(水)/10:00~18:00
(イベント:3月13日(土)/13:00~18:00)
●場所
ZAIM中庭(旧ZAIM Café)/神奈川県横浜市中区日本大通34/ http://za-im.jp/php/
みなとみらい線「日本大通り駅」2番出口より徒歩2分/JR根岸線「関内駅」南口より徒歩5分/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」1番出口より徒歩5分/日本大通り角、中区役所隣り
●入場無料(カンパ歓迎)
●イベント
「妄想カフェ・チェルシー横浜 ―俺たちはひとりじゃない―」 3月13日(土)
パフォーマンス:13:00~14:30(出演予定:猪鼻秀一/川端浩史/菅間圭子/黒田オサム/相良ゆみ/成瀬信彦/万城目純/増山麗奈/松本健一/森下泰輔[アイウエオ順])
シンポジウム:15:00~18:00(参加予定:池田一/一宮均/菅間圭子/黒田オサム/トシダミツオ/日夏露彦/増山麗奈/松本健一/森下泰輔[アイウエオ順])
出演者や参加者は予告なく取りやめ・変更になることがあります。
●寒いと思います
半屋外の会場ですがストーブを借りる予算がなく暖房がありません。ご来場には温かい服装でお越しください。指先が冷たいという方には軍手を貸します。また、ホットワインとホットココアのふるまいがあります(同じくカンパ歓迎)。
●お問い合わせ
横浜トリエンナーレ・市民アーカイブ・プロジェクト
info.ytarchive★gmail.com (★>>@)
http://www.2bx.bz/blg/ytArchive/
●横浜トリエンナーレ・市民アーカイブ・プロジェクトについて
本プロジェクトは、横浜トリエンナーレとその関連市民活動がより充実し発展するために必要とされる情報を保管し、広く公開することを目的とした市民活動です。そもそも横浜トリエンナーレは「市民協働の尊重」をテーマのひとつとして掲げており、多様な市民活動との協働による重層的かつ広がりのある国際美術展であることを特徴としています。私たちは、本展はもとよりボランティア活動、アートプロジェクト、アート団体、また最も重要な対象である来場者=市民を対象にした、より多層的なアーカイブを構築していきます。(詳しくは上記ウェブサイトをご覧下さい)
●参加者募集
本プロジェクトでは、いつでも参加者を募集しています。横トリに興味のある方、美術展のアーカイブに興味のある方、市民活動のアーカイブに興味のある方、現代アートに興味のある方、資料の保全に興味のある方、イベントの企画・運営に興味のある方。その他、とにかくみんなで協力してひとつのことをやってみたい、という方も歓迎です。将来の横浜トリエンナーレに活きる市民オリジナルのアーカイブを一緒に作っていきましょう!(この展示会の準備も募集しています。興味が出たらとりあえず上記ウェブサイトにアクセス or メール!)
●リーフレット
リーフレットのダウンロード YtA-2nd-reaf
なんとも悲壮感ただようタイトルですね。
何事につけ継続性がないのが行政ですが、
「横浜トリエンナーレ」においても同じです。
継続を可能にするために「記録」を残そう、というのが
「トリエンナーレ・アーカイブ」のはじまりです。
2005年展では、総合ディレクターの川俣正さん自身が
そういう考えの元にたくさんの資料を残しました。
2001年の資料はほとんど残されていません。
2008年も主催者側にアーカイブの視点があったとは
思われませんが、少なくとも直近の出来事なので
なくなる前に確保することはいくらかは可能なはずです。
市民の側から、アーカイブしたいという働きは2005年にも
あり、2008年にも自然に起き上がってきました。
それに対して市側の反応はほとんど「無い」に等しく
肩すかしばっかり、自然消滅を望んでいるとしか
思えない対応です。
地下室に資料が大量に眠っているZAIMはこの3月に
閉鎖されます。資料がどうなるのかさえはっきりしません。
そこでこの悲壮なタイトルとなったわけです。
市民がいくらがんばっても、資料は横浜市の所有物なので
いかんともできません。専門的には、美術のアーカイブに
相応しい資料とはいえない、いわばガラクタということなので、
横浜美術館では扱わないとのこと。
それがどうやら判断の基準になっているようです。
アピールして流れを変えたいと望みをかけた展示会です。
是非とも足をお運びいただきたくお願いいたします。
署名とかやるのでしょうかね?