横浜の森美術展3

8月23日からよこはま動物の森公園予定地(横浜市緑区三保町)で「横浜の森美術展3」が開催されています。会場は、よこはま動物園ズーラシアの北側で、現在開催中の開国博Y150ヒルサイドエリアに隣接しています。訪れた9月13日、主催のGROUP創造と森の声は、ヒルサイドエリアに出展中で、このヒルサイド会場から森へのアートツアーが行われました。

衛守和佳子「あなたに華を捧ぐ」
衛守和佳子「あなたに華を捧ぐ」

小林弘茂「森口sun」
小林弘茂「森口sun」
近田明奈「コモレビの庭」
近田明奈「コモレビの庭」
クリスチャン・ロスマン「2つの円」
クリスチャン・ロスマン「2つの円」
金森信昭「いし」
金森信昭「いし」

GROUP創造と森の声は、恵まれた自然環境を生かしたアート活動を通して、森の保護の新しいあり方を創造するとともにコミュニティを作ることを目的としています。森に関わる理由のひとつは、単に自然環境問題に取り組むのではなく、現代の生活環境において、以前は身近な存在だった自然が隔絶されたものになりつつあることを危惧し、あらためて自然のエネルギーを検証しようと考えたからです。グループのひとりは、「昔の里山をアートで耕す」という自己テーマを掲げて活動しています。

第3回展となる今回は、去年から継続して展示されている作品に、この夏、新たな作品が加わり、海外作家4名、国内作家13名によるインスタレーション19作品が森の中に点在しています。

去年、チップを蒔いたせいで窒息して根こそぎ倒れていた白樫の大木には、鮮やかな花が描いてたむけられ、同じ場所に眠っていました。森の主が大きな口を開けているかのような作品「森口sun」は、1年の間に歯が抜けてしまったので、入れ歯とインプラントで修復が施されていました。昼間、森の木漏れ日を貯めこんで、夜間発光させる蓄光樹脂でできた植物の作品「コモレビの庭」は増殖し、闇の中でぼぅっと光を放っている証拠写真が添えられていました。

赤いレンズの眼鏡をかけて黄色の板に寝転んで空を見上げる作品は、瞬時に思いもよらぬ赤い森を創造し、人も木々も森の空気までも普段とは異なる別世界へ引き込まれます。動物が見る夢をとらえ、その本質までを凝縮する「夢を取り込むための装置」は、ズーラシアが近いことを知ったオーストラリアの作家の作品です。木々の間にビニールシートを張り、ビニールシートどうしを垂直に糸で結んだ作品「共鳴」は、森の木の葉がこすれ合う音、森をぬける風の音、虫や鳥の声など自然を捉える巨大な糸電話です。

いずれの作品も森を深く観察し、耳を澄ませ、そこに棲む動植物に敬意が払われています。あなたも森の木漏れ日を受け、森の声を聞き、桂の甘い香りをかぎながら、叢のじゅうたんの上でアートを鑑賞してみませんか。

横浜の森美術展3  入場無料

【展示期間】 8月23日~10月3日 10時~16時

【開催場所】 よこはま動物の森公園予定地(ズーラシア隣接)

【お問い合わせ】 GROUP創造と森の声事務局 Tel. 045-933-1460

http://www.morinokoe.jp

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